2010年6月1日火曜日

namebenchを使ったDNSの最適化

namebench 1.3が正式リリースされたので使い方の覚え書き。インターネットに直接接続している場合はプロバイダが提供してるDNSが設定されるが、ルータ経由の場合初期設定のままだとPCのDNSとしてルータアドレスが設定される場合があるので、namebenchを使ってDNSの最適化と設定の見直しを行う。


namebench実行時のオプション

  • Nameservers: 現在のDNSの設定が表示される。ここにプロバイダ提供のDNSがない場合や確認したいDNSがあれば追記する
  • Include global DNS providers: OpenDNSやUltraDNSなどの公開DNSを含めるか(オン)
  • Include best available regional DNS services: 実行するユーザの地域で最速のDNSを含めるか(オン)
  • Include Censorship Checks: 一般的にネット検閲対象となっているサイトについてDNSに問い合わせを行いその結果が期待通りか確認をする(任意)
  • Upload and Share: テスト結果をアップロードして共有化するか(任意) アップロード先namebench results
  • Your location: 現時点ではベンチ上は未使用(Japan)
  • Query Data Source: テストの際DNSに問い合わせるサイトの元ネタ(メイン使用のブラウザ)
  • Health Check Performance: DNSサーバの状態確認をする時の同時接続数。Fastが40、Slowが10、(Fast)
  • Number of queries: テストの際各DNSサーバいくつのリクエストを行うか
実行結果
  • テンポラリフォルダに”namebench_年-月-日_時分.html”のファイルが作成され、ブラウザで自動的にこのファイルが開かれる。
  • 右上にテスト結果から導き出された最適なDNSの設定
  • 左上にテスト結果から導き出されたDNSの設定と現状との比較
  • その下にテストを行ったDNSのリストとその結果
  • 以下、グラフによる比較
設定方法
  • 機器それぞれに設定する場合は、各マニュアルに従って設定
  • ルーターを使って、DHCPにてローカルIPアドレスを振っている場合にはWAN側のDNSの設定と、DHCPが通知するDNSの設定を変更する

0 件のコメント:

コメントを投稿