2010年10月1日金曜日

Soluto 1.1056.0

今年の5月から公開されたていたが公式フォーラムでインストールしてもアプリが起動しなかったり、起動中にハングしてしまうなどが報告されたために8月中旬に一時的に公開を止めていたSolutoの最新ベータバージョン1.1056.0が29日にリリースされた


Solutoはイスラエルを拠点にするスタートアップが開発したアプリでTechCrunchが主催するTechCrunch Disrupt NYC 2010で大賞を受賞している。このアプリの機能としては

  • PC起動プロセスの分析(プロセス一覧、プロセス毎の起動時間)
  • プロセスの起動タイミングの変更(ブート起動、遅延起動、停止)
  • 各プロセスの情報
  • 他のSolutoユーザが各プロセスの起動タイミングをどのようにしているかの表示
  • (オプション)PC使用中のプロセス監視と負荷原因の特定
がある。


ざっと使ってみた感じでは
  • 遅延起動、起動停止にしたサービスはスタートアップの種類が手動に変更される
  • 遅延起動、起動停止にしたアプリはレジストリのrun内、スタートアップフォルダから削除される
どうやら起動タイミングを変更したプロセスはSolutoの支配下に置かれ遅延起動のトリガーはSolutoが行っているようだ。
起動タイミングは変えるのはうまく動作しているようだが、起動タイミングを元に戻した場合にサービスとアプリが連動しているプロセスの場合(例えばGoogle Desktopであれば、Google Desktop Manager・Google Update Serviceという2つのサービスとGoogleDesktop.exe・GoogleDesktopUpdate.exeがプロセスに関係している)、手動に変更されたサービスが元に戻らなかったり、起動時にエラーが発生するなどのケースがあった。

ユーザが増えて各プロセスの変更可否などの精度が上がって、アプリとしての安定度が増せばポップなUIと相まって人気が出そうだ。とはいえ現状ではSolutoを利用して起動タイミングを変更した際のログが見られないため、トラブルが発生した場合に自力で直す自信がない人は使わない方が無難と思われる。


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